初心者・基本説明
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【初心者向け!わかりやすく解説】リノベーションとリフォームの違い

fu-fu
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リノベーションとリフォームの違いは、価値の向上と機能の回復である

「リノベーション」という言葉を聞くと、今どきの印象を受けますよね。

一方で「リフォーム」という言葉には、どことなく一昔前の響きがあります。

では、あなたはこの2つの違いを明確に説明できますか?

リノベーションとリフォームは、どちらも建物を改善する工事ですが、その内容や目的には違いがあります。それぞれの特徴と違いについて解説します。

リノベーションは、建物の価値を向上させることが目的です。例えば、3DKの間取りを2LDKに変更することで、住空間の価値を高めることができます。これがリノベーションです。

リフォームは、建物の機能を元に戻すことが目的です。

たとえば、古くなった風呂場を新しいユニットバスに交換する場合、これがリフォームです。

ただし、ユニットバスを交換する際に、さらに浴室乾燥機を設置する場合は、機能が向上するため、実質的にはリノベーションとなります。

もしかすると、あなたが本当に必要としているのはリノベーションではなく、リフォームかもしれません。

どちらが適しているか、目的をしっかり考えてみましょう。

今回も購入者目線でのブログとなっていますので、ぜひ最後までお読みください。

このブログを読むとわかること

  • リノベーションとリフォームの違いがわかる
  • コスト比較がわかる
  • 自分が追い求めていたものが「リノベーション」か「リフォームかわかる」

リノベーションの定義・目的・例

  • 定義: 建物や部屋の機能や価値を向上させるために、全面的に改修・改造すること。新築同様の状態にするために、建物の構造やデザインを大きく変えることが多い。
  • 目的: 古くなった物件を現代のライフスタイルに合った形に再生すること。空間の使い方やデザインを一新し、価値を向上させる。
  • 例:
    • 間取りを大きく変更する(壁を取り払って広いリビングを作るなど)。
    • キッチンやバスルームを最新設備に一新する。
    • 築年数の古い部屋をリノベーションして、モダンな住居にする。

リフォームの定義・目的・例

  • 定義: 建物や設備の劣化部分を修復・交換し、元の状態に戻すこと。基本的には現状維持を目的とした工事。
  • 目的: 老朽化した部分や不具合のある箇所を修理・交換して、建物の機能を回復させること。外観や内装をきれいにすることも含まれる。
  • 例:
    • 外壁や屋根の塗り替え。
    • 傷んだフローリングの張り替え。
    • キッチンの交換やバスルームの修繕。

リノベーションとリフォームの違い

  • 工事の規模と範囲:
    • リノベーション: 大規模な改修が多く、間取りや配管、配線など建物の構造に関わる変更を伴うことが多い。
    • リフォーム: 比較的小規模な工事で、主に現状の修繕や更新を目的とする。
  • 目的:
    • リノベーション: 建物の価値を高め、新しい機能やデザインを追加すること。   機能の向上
    • リフォーム: 既存の機能やデザインを保ちながら、劣化部分を修繕すること。   機能の回復
  • 費用:
    • リノベーション: 一般的にリフォームよりも高額になることが多い。
    • リフォーム: 費用は比較的安価で済むことが多い。
リノベーションリフォーム
規模中規模〜大規模小規模
目的機能の向上機能の回復
コスト比較的高価        15万~30万円/㎡比較的安価
5万~10万円/㎡
工期長い短い

リノベーションとリフォームのコスト比較

リノベーションとリフォームのコストを比較する際には、工事の内容、規模、地域、使用する材料などによって大きく異なります。

ここでは一般的な傾向に基づいた比較を紹介します。

以下に、リノベーションとリフォームのコストの違いについて説明します。

リノベーションのコスト

  • 総費用:
    • 大規模なリノベーションでは、数百万円から数千万円に及ぶことがあります。特に、間取り変更や配管・電気設備の全面改修、耐震補強などが含まれる場合、費用は高額になります。
    • フルリノベーションの費用は、1㎡あたり15万~30万円程度
  • 例:
    • 築30年のマンションを全面リノベーションする場合、60㎡で900万円~1,800万円程度がかかることが一般的です。
    • 戸建て住宅の場合、100㎡の一軒家をリノベーションすると、1,500万円~3,000万円程度になることがあります。

リフォームのコスト

  • 総費用:
    • リフォームは規模により異なりますが、数十万円から数百万円程度が一般的です。リノベーションに比べて低コストであることが多いです。
    • 小規模なリフォームでは、1㎡あたり5万~10万円程度
  • 例:
    • キッチンの交換: 50万~200万円程度
    • バスルームの改装: 80万~200万円程度
    • 外壁の塗り替え: 100万~300万円程度
    • 床の張り替え: 10万~50万円程度(部屋の広さによる)

コスト比較のポイント

  • 規模と内容の違い:
    • リノベーションは建物全体や間取りを大きく変更するため、リフォームよりも大幅に高額になることが多いです。逆に、リフォームは部分的な修繕や交換が中心であり、比較的安価です。
  • 長期的なコスト:
    • リノベーションは初期費用が高いものの、建物の寿命を延ばし、資産価値を高めるため、長期的にはコストパフォーマンスが良い場合もあります。
    • リフォームは初期費用が低く、手軽に改善できますが、繰り返しリフォームを行う場合はコストが積み重なる可能性があります。

どちらを選ぶべきか?

  • リノベーションを選ぶべきケース:
    • 建物全体を一新し、価値や機能性を向上させたい場合。
    • 古い物件を購入し、自分のライフスタイルに合った空間に変えたい場合。
  • リフォームを選ぶべきケース:
    • 既存の住まいで気になる部分を修繕したい場合。
    • 大きな変更を加えず、現状を維持しつつ修復したい場合。

【まとめ】リノベーションとリフォームの違い 

リノベーションは、大規模な改修や建物の価値を大きく向上させたい場合に適しており、その分コストも高くなります。

一方、リフォームは現状の機能回復や部分的な改善が主な目的で、コストを抑えたい場合に向いています。

どちらを選ぶかは、予算、目的、そして建物の状態に応じて決めると良いでしょう。

  • リノベーションは、1㎡あたり15万~30万円程度
  • リフォームは、1㎡あたり5万~10万円程度

60㎡のマンションをリノベーションする場合、安くても約900万円はかかります。

一方で、リフォームでは全面的な改修を行わないため、キッチン・バスルーム・床の張り替えで500万円程度かかると仮定すると、その差は400万円です。

ここで考えるべきなのは、この400万円の価値です。

例えば、400万円あれば、年20万円の旅行に20年間行けます。

その旅行以上にリノベーションに価値を見出せるのであれば、リノベーションを選ぶべきです。もし迷うようであれば、一度考え直すのも良いでしょう。

リフォームがリノベーションに劣るというわけではありません。

私自身もリノベーションとリフォームで非常に悩みましたが、結果として、毎日過ごす空間の快適さを重視し、リノベーションを選びました。

満足できる空間で生活することで、私のQOL(生活の質)を高めることができると感じたからです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
fu-fu
fu-fu
 
理想の住宅を求める会社員
「リノベ+中古マンション」の魅力を発信

自身のリノベ経験を基に執筆中

30代の大手ゼネコン勤務
妻と猫1匹との3人暮らし

〜 保有資格 〜
  ・一級建築士
  ・宅地建物取引士
  ・1級建築施工管理技士
  ・1級管工事施工管理技士  
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