【わかりやすく解説】マンションのリノベーション費用はいくらかかる?
マンションのリノベーション費用について
最近では、テレビや雑誌でリノベーションに関する特集が増えてきました。
新築マンションの価格が高騰し、購入を諦める人も少なくありません。
その一方で、中古マンションの需要が高まっています。
中古マンションを購入し、自分のライフスタイルに合わせた間取りに変更するリノベーションマンションが人気を集めています。
そこで今回は、「中古マンションのリノベーション費用」について、詳しく解説していきます。
このブログを読むとわかること
- 新築マンションとリノベーションマンションとの費用の違いがわかる
- リノベーションマンションの相場がわかる
- リノベーションマンションの購入時の忘れがちな費用がわかる
新築マンション VS 中古マンション + リノベーション
具体的に比較してみよう
私が好きな横浜駅の物件で比べましょう。
- 新築マンション 7,170万円 66㎡ 2LDK 徒歩16分 新築
- 中古マンション 5,350万円 66㎡ 2LDK 徒歩14分 築15年
- リノベ費用を1,000万円を追加すると、6,350万円
差額は、825万円となります。
「たったこれだけ」と思う人もいると思いますが、プランを自由にできて、825万円も安く購入できることは、非常にメリットがあります。
でも「築年数が・・・」と思う人もいますが、今の日本の建築は、100年時代です。
ここからは価値観になってしまうので、下記のブログをご覧になってください。
マンションリノベーション費用の目安
マンションリノベーション費用
マンションのリノベーションの費用相場は、マンションで1㎡あたり15万円~20万円程度です。
フルリノベーション相場は、下記の表を参照ください。
平米数 | フルリノベーション費用(平均/税別) |
40㎡ | 770万円 |
50㎡ | 859万円 |
60㎡ | 1050万円 |
70㎡ | 1155万円 |
80㎡ | 1340万円 |
当たり前の話ですが、部屋の面積が広いほど、リノベーションの費用は上がります。
リノベーション会社によっては、パッケージ料金が設定されていることがあります。
例えば、リノデュースのセレクトプランでは、60㎡のフルリノベーションが780万円から始まります。
このプランでは、「システムキッチンは標準品」「フローリングは指定の中から選択」「クローゼットは指定のタイプ」「洗面台は造作のみ」といったように、決められたプランから選んでいく方式です。
もちろん、オプションで好みのものも選ぶことができます。
例えば、キッチン周りの食洗機はオプション扱いで、追加費用として20〜30万円程度かかります。
資料請求やホームページに掲載されているオシャレな写真の多くは、オプションの例です。これはマンションのモデルルームや結婚式の装飾と同じ考え方です。
各会社によって料金体系やプラン内容は異なるため、複数の会社に問い合わせて確認することをお勧めします。
ショールーム見学時に、この費用について詳しく説明してくれる営業マンは信頼できるでしょう。
一方、何も言わずに契約を急ごうとする営業マンには注意が必要です。
契約後のトラブルを防ぐためにも、リノベーションの要望を細かく伝えることが重要です。
私が実際にセミナーや相談会に参加したリノベーション会社になります。
しつこい営業もなく、参加しただけで勉強になりました。
忘れがちな費用をチェックしましょう
融資事務手数料
融資事務手数料も掛かります。
事務手数料は融資事務手数料や融資手数料とも呼ばれ、金融機関から住宅ローンを借り入れするための手数料です。
定率型の事務手数料では、融資額の2.2%(税込)を手数料として設定している金融機関が多いです。
さらに、3万円~5万円前後の事務手数料の定額型を採用している金融機関もあります。
借入額4,000万円の場合
4,000万円 ✕ 2.2% + 3万 = 91万円
結構な金額になりますよね。
登録費用
所有権移転・抵当権設定登記でおおよそ25〜50万円
依頼する場所にもよりますが、こちらも結構な金額です。
仲介手数料
新築マンションの場合、仲介手数料が不要なことが一般的です。
一方、リノベーションマンションでは中古マンションを購入するため、仲介手数料が発生します。
特にリノベーション会社を利用する場合は、仲介手数料のことを見落としがちです。
一般的には、中古マンション購入額の3%+60,000円が相場となります。
例えば、3,000万円の中古物件を購入する場合の仲介手数料は、
- 3,000万円の中古物件を購入する場合の仲介手数料
- 3,000万円 × 0.03 (3%) + 60,000円 = 96万円(税抜き)
- 4,000万円の中古物件を購入する場合の仲介手数料
- 4,000万円 × 0.03 (3%) + 60,000円 = 126万円 (税抜き)
意外と高く感じるかもしれませんが、これが現状です。
「リノデュース」では、フルリノベーションに限り、仲介手数料が無料となります。
ただし、部分リノベーションの場合は、その金額によって要相談となることがあります。
下記から、資料請求や個別相談会の予約ができます。
「フルリノベーションならマイリノ」も仲介手数料が半額になります。
基本的条件は同じく、フルリノベーションが対象になります。
こちらは、部分的なリフォームも半額にはなりませんが、仲介手数料の値引きが可能になります。
下記から、資料請求や個別相談会の予約ができます。
火災保険
最後になりますが、火災保険になります。
これは、リノベーション特有ではないですが、意外に費用が掛かりますので、解説をします。事前にある程度、候補を探した方がよいです。
築年数によりますが、マンションであれば、年間4〜7万円となります。
家財保険設定金額や地震保険の有無により、金額は上下します。
リノベーション会社や仲介業者の言いなりにならないように、まずは相場を調べるところから始めましょう。
一括見積もりサイトがおすすめです。
その他費用
固定資産税(引渡日により按分)、管理費等の清算金、売買契約書印紙税で諸々15〜20万円となります。
地域や諸条件によって費用は違いますが、なにかしらの金額は掛かります。
住宅ローン(直接影響はないが、考慮すべき)
購入時には直接影響ありませんが、将来的に考慮する項目になります。
ローンにはいくつかの種類があり、リフォームで一般的に利用されるのがリフォームローンです。金利は2〜5%で、住宅ローンと比べるとかなり割高です。
そこでおすすめなのが、リノベーション一体型ローンです。
リノベーション一体型ローン(リフォーム一体型ローンとも呼ばれる)は、中古住宅の購入資金とリノベーションに必要な資金をまとめて借り入れられるローンです。
リノベーションを前提に中古マンションを購入する際には、このローンを活用することで、住宅ローンとリフォームローンの2種類を組む必要がありません。
さらに、リフォームローンと違い、リノベーション一体型ローンは住宅ローンと同様の低金利が設定されています。
ただし、一般的に低金利で有名な「auじぶん銀行」や「住信SBI銀行」などは、このリノベーション一体型ローンの取り扱いがないため、注意が必要です。
下記に住宅ローンについて、まとめたブログになりますので、ご覧ください。
【まとめ】マンションのリノベーション費用
例えば4,000万円の物件を1,000万円でリノベーションする場合、約5,000万円+仲介手数料+住宅ローン手数料+火災保険+登録料=5,300万程度になります。
リノベーションマンションの金額を新築マンションと比較するのも一つの方法ですが、リノベーションマンションの最大の魅力は、自由な設計が可能な点です。
自分のライフスタイルや好みに合わせた間取りやデザインにカスタマイズできるため、多くの人にとって大きなメリットとなります。
この機会に、リノベーションマンションも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。