【リノべる。の費用】料金の目安と内訳を一級建築士が解説|高いと言われる理由
「リノべる。は費用が高いって本当?」
会社選びで多くの人が気にするのが、やはり総額です。この記事では、リノべる。が公式に公表している費用の目安と、その内訳・変動要因を、一級建築士の視点で整理します。
なお、口コミや評判・メリットデメリットについては別記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

リノべる。の費用の目安
リノべる。は公式サイトで、首都圏で実際に利用した人の実績をもとにしたリノベーション費用の目安を公開しています。物件購入費とは別に、リノベーション(工事)にかかる費用の目安です。
| 専有面積 | フルオーダーの目安 | The R. 利用時 |
|---|---|---|
| 60㎡ | 約1,500万〜2,100万円 | 〜約1,200万円 |
| 70㎡ | 約1,600万〜2,200万円 | 約1,100万〜1,300万円 |
| 80㎡ | 約1,700万〜2,200万円 | 約1,200万〜1,400万円 |
※リノべる。公式サイト掲載の目安(首都圏の利用実績ベース)。設備・仕様の選定により価格には幅があります。
注目すべきは、同じ面積でもフルオーダーと「The R.」で数百万円単位の差が出る点です。費用を重視するなら、まずどちらの進め方が自分に合うかを決めるのが先決になります。

費用の内訳と、金額が動きやすい工事
リノベーション費用は、職人の工賃・資材や設備の費用・現場管理や設計にかかる費用などで構成されます。リノべる。は見積書に全工程を細かく記載して開示する方針を取っており、これは施主にとって非常に良心的な進め方です。
工事の中でも、とくに金額の変動幅が大きいのは次の項目です。
- 木工事(床・壁・天井の造作、フローリング施工)
- 建具工事(扉・窓・ガラスの製作と設置)
- 家具工事(造作収納・棚の製作)
- タイル工事
- 住設工事(ユニットバス・システムキッチン・トイレ)
一級建築士の視点で言えば、予算を調整したいときに最初に見直すべきなのもこの5項目です。逆に、電気設備・給排水・ガス配管などは変動幅が小さく、削っても効果は限定的なうえ、住まいの基本性能に関わるため削るべきではありません。
費用が上下する4つのポイント
- 物件の広さ:施工面積が広いほど資材・設備・作業量が増える
- 間取り・内装デザイン:水回りの移動や、床・壁・キッチンのグレードが大きく影響
- 物件の階数:高層階は資材運搬の手間で費用が上がる傾向
- 地域:材料費や職人の工賃が地域ごとに異なる
公式サイトでは、同じ60㎡でも「とにかく費用を抑えたい」プランと「とことんこだわりたい」プランで、標準価格に対しておよそマイナス120万円〜プラス450万円の幅が出るという比較も示されています。同じ面積でも570万円もの差が生まれる計算です。
「リノべる。は高め」と言われる理由
正直に書くと、リノべる。は他社と比べて費用が高めという声が実際にあります。ただ、その背景には理由があります。
- 全国42か所のショールームや全国対応の体制など、サービス基盤にコストがかかっている
- 業界No.1の実績に裏打ちされた品質管理・アフター体制を含んだ価格になっている
- スケルトンからのフルオーダーが基本で、仕様の自由度が高い分だけ上振れしやすい
「安さ」を最優先するなら他社の方が向いている場合もあります。一方で、費用の透明性や失敗リスクの低さを重視するなら、納得感のある価格設定とも言えます。
なお、リノべる。では物件探しを本格的に始める際に申込金として10万円が必要です。最終的にリノベーション費用へ充当されますが、初期に現金が必要な点は把握しておきましょう。
リノべる。で費用を抑える3つの方法
- 「The R.」を検討する:仕様を厳選する分、フルオーダーよりコストを抑えられる
- 水回りの位置を動かさない:配管工事が減り、間取り変更のコストを大きく削減できる
- こだわる場所の優先順位を決める:全部にこだわると上振れするため、最初に優先順位を伝える
とくに3つ目は重要です。要望の優先順位を早い段階で担当者に共有しておくと、後からオプションが積み上がって予算オーバーする事態を防げます。
工事費以外に必要になるお金
ここまでの金額は、あくまでリノベーション工事の費用です。実際には物件購入費に加えて、次のような諸費用が別途かかります。
| 諸費用の項目 | 目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 物件価格×3%+6万円+税(上限) |
| 登記費用(登録免許税・司法書士報酬) | 数十万円程度 |
| 住宅ローン関連(事務手数料・保証料・印紙税) | 借入額により変動 |
| 火災保険・地震保険 | 契約内容により変動 |
| 不動産取得税 | 軽減措置の適用可否で変動 |
| 引越し・仮住まい費用 | 工事期間中の住まいが必要 |
これらを合計すると、物件価格のおよそ6〜9%程度が目安になります。リノべる。の申込金10万円は最終的に工事費へ充当されますが、諸費用は充当されない実費です。総額を考えるときは必ず織り込んでおきましょう。
【Q&A】見積もりはいつ出してもらえる?
正式な見積もりは、物件が決まり現地調査を経てからになります。ただし個別相談の段階でも、希望する広さ・エリア・仕上がりのイメージを伝えれば、概算のレンジは示してもらえます。物件探しを始める前に一度相談しておくと、予算の目安が立てやすくなります。

【まとめ】リノべる。の費用は「進め方」で大きく変わる
リノべる。の費用は、面積そのものよりもフルオーダーか「The R.」か、そして仕様へのこだわり度合いで決まります。同じ広さでも数百万円の差が出るため、相場だけを見て高い・安いと判断するのは早計です。
実際の金額は、物件の状態や希望する間取りによって変わります。まずは無料の資料請求・個別相談で、自分たちの条件に合わせた概算を出してもらうのが確実です。
