【購入者目線】後悔しないリノベーション会社の選び方 〜 失敗は許されない〜
後悔しないリノベーション会社の選び方
あなたは、リノベーション会社について知っているでしょうか?
私がリノベーションを選択するまで、1社も知りませんでした。
リノベーション業界は比較的新しく、ハウスメーカーのように広範なCMも行っていないため、一般的には認知度が低いのが現実です。
積水ハウスや大和ハウスのように多くのCMを展開している企業は、大手と認識しやすいですが、リノベーションの世界は非常にわかりづらいです。
リノベーションマンションは、戸建てのように住宅展示場がなく、何から始めればよいかがわかりづらいです。
私も「どのリノベーション会社を選ぶべきか」と最初は迷いました。
数千万の買い物をする際に、なんとなく会社を決めるのはNGです。
私自身もリノベーション会社を選ぶ際に、「実績があり、価格が安いところ」を選びたいと考えましたが、この条件だけでは良いリノベーション会社を見つけることは難しいです。
リノベーション会社に選ぶにあたり、下記の2点は外せないポイントとなります。
- ワンストップの会社
- 豊富な施工実績がある会社(年間50~100件以上のリノベーション施工があると良い)
当然、上の2点を満たせば、よいのではありません。
購入者側にも下記の事前準備が必要です。
- ライフプランを作成してから、セミナーや相談会に参加する
- 最低限の知識を持つこと
事前準備ができたら、セミナーや個別相談会に参加となります。
リノベーション会社を決める上では、下記にポイントを意識して決めしょう。
- リノベーション会社を決めるまでに最低5社の話は聞きに行くこと
- セミナーや個別相談会は、対面で参加する(オンラインとしない)
- 不明点があれば、契約前に解決すること
- 金額では決めないこと
- 最終的は、人で決めること
今回は、リノベーション会社のホームページには掲載されていない、購入者目線でのブログとなっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
このブログを読むとわかること
- リノベーション会社選びのステップわかる
- ワンストップサービスを選ぶ理由がわかる
リノベーション会社選びのステップ
① ライフプランの作成をする
まずは、自宅でライフプランを作成することをおすすめします。
ライフプランを作成する前に、闇雲に行動するのは避けるべきです。逆に、ライフプランが完成すれば、どんどん行動に移すことができます。
② 各リノベーション会社のHPをチェックし、資料請求をする
次に、リノベーション会社のHPをチェックしてみましょう。
数多くのリノベーション会社が存在し、選択に悩むかもしれませんが、以下の3社は特におすすめです。
これらの会社は、簡単に資料請求ができ、カタログが非常に充実しています。
多くの事例集が掲載されており、「こんな家に住みたい」と思わせるプランが豊富に揃っています。
これらの事例を見ていると、自分の理想のプランが明確になり、他社に相談する際の参考にもなります。
直感的に選ぶのも良いですが、王道の3社として、選択肢に入れておくと良いでしょう。
(Q & A)相談会はどうやって申し込むの?
興味がある会社があったけど、どうやって相談会に申し込むの?
各社のHPにあるよ。申し込みをすると、翌日メールか電話が来るよ。
③ 相談会やセミナーの参加(最低でも5社は話を聞く)
資料請求で良いと思った会社には、ぜひ話を聞きに行ってみましょう。
どの会社も似たような説明を受けるかもしれませんが、リノベーションのポイントを掴むためには実際に足を運ぶことが重要です。
HPだけではわからないことも多いので、現地での相談会やセミナーに参加することをおすすめします。
相談会では、各社の特徴や強みが明確にわかります。
業界全体が比較的新しく、会社自体も若いので、社長の方針が会社の方針に直結しやすいです。
そのため、スタッフのマインドや社風もよく伝わります。
この社風が自分に合うかどうかを判断するのも大切です。
経験上、最低でも5社にはセミナーや相談会に参加することをおすすめします。
オンラインでの参加も便利ですが、対面でのコミュニケーションの方がニュアンスが伝わりやすく、失敗を防ぐためには対面での相談が理想です。
時間を惜しまず、良いマイホームを手に入れるために、しっかりと準備しましょう。
(Q & A)しつこい営業をされますか?
セミナーや相談会に行くと、しつこく営業されないの?
僕が行った相談会やセミナーではしつこい営業はなかったよ。
むしろ、さっぱりしてして、翌日にお礼のメールが来ただけだよ。
④ 会社を決定する前に1度家族会議をする
会社を選ぶ前に、再度方向性が正しいか確認することが重要です。
話を進めていくうちに、「リノベーションではなく、綺麗めな中古マンションでも良いのでは?」と思うこともあるかもしれません。
特に、夫婦の意見はしっかり一致させることが大切です。
ここで方向性を決めてしまうと、すぐに車輪が動き始めてしまい、止めるのが難しくなることがあります。
コンサル料や手付金を支払ったことで、なんとなく進んでしまうことも多いので、しっかりと再確認し、自分たちのニーズに合った最良の選択をしてください。
⑤ もう一度会社に訪問をする
例えば、5社の説明を受けた結果、2社目の会社が良かったとします。
しかし、その場で2社目にお願いするのは避けましょう。
「もう一度話を聞きたい」と伝え、2社目に再度個別相談の予約を取りましょう。
改めて訪問すると、最初の印象と違うと感じることもあります。
その場合は、そのまま契約を進めるべきではありません。
また、5社の説明を受けることで、知識が自然とついてきます。
最初の1〜2社では、情報収集が主になりますが、3社目以降は、質問内容も具体的になり、より深い理解が得られるようになります。
⑥ リノベーション会社の決定
会社訪問を行い、最終的にこのリノベーション会社にお願いしたいと決めた場合は、契約を結び、物件探しを開始しましょう。
数社の話を聞いた皆さんは、さまざまな疑問が湧いてくるはずです。
たとえば、ローンの詳細や今後の進め方については特に重要であり、曖昧なまま進めるのはリスクがあります。
リノベーション会社の選択は、良い家を作るための8割を占めると言えます。
「なんとなく」という選択は非常に危険です。
不安や疑問をしっかり解決してから契約を進めることが重要です。
絶対に伝えること
自分たちの希望する間取りと必要な設備は必ず伝えましょう。
また、優先順位をつけることが大切です。これにより、金額の増加を防ぐことができます。
逆に、希望を伝えないとオプションが増え、追加費用が多く発生する可能性があります。
この段階で担当者にしっかり伝えておけば、後での問題が大幅に減ります。
どんなリノベーション会社を選べばいいの?
最低限のルールは下記になります。
- ワンストップの会社
- 豊富な施工実績がある会社(年間50~100件以上のリノベーション施工があると良い)
ワンストップのリベション会社を選ぶこと
そもそもワンストップサービスとは??
ワンストップサービスとは、複数のプロセスを一貫して提供するサービス形態です。
リノベーションにおけるワンストップサービスでは、物件探しから設計、施工、さらには住宅ローンやアフターサービスに至るまで、すべてのプロセスを一つの会社で完結させることができます。
詳しくは、下記の「ワンストップ型リノベーション会社」についてまとめたブログをご覧ください。ぜひ参考にしてください。
ワンストップサービスが向いている人
・リスクを最小限に抑えたい人
- リノベーションの全工程を任せたい人
- 忙しくて個別の手配に時間をかけられない人
中古マンションからの購入を考えている人は、ワンストップに限ります。
ワンストップを選択しない理由はありません。
ワンストップ以外ですと、分業型がありますが、どうしてもこのアトリエ設計事務所にお願いしたいとかがなければ、分業型にする意味がありません。
デザインにすごくこだわりがあり、お金と時間がある人であれば、選択肢の1つになります。
代表的なワンストップサービス提供会社
- リノべる。: 全国対応で、初めてのリノベーションでも安心して任せられる一貫したサービスが特徴です。
- ひかリノベ: 中古物件の購入からリノベーションまで、全プロセスを一貫して対応。スケルトンリノベーションにも強みがあります。
- マイリノ:フルオーダー制のリノベーションだけではなく、ユナイテッドアローズなどの企業とコラボしたプランがあります。
豊富な施工実績がある会社
年間50〜100件以上のリノベーション施工を行っている会社を選びましょう。
その理由は、豊富なノウハウがあるからです。リノベーションは流動的で、中古マンションを購入して解体してみると、梁があって思い通りにリノベーションできないこともあります。
経験の少ない会社だと、取り返しのつかない問題が発生する可能性があります。
思い通りのリノベーションができなくても、中古マンションを購入した以上、進める選択肢は限られてしまいます。
リノベーション会社を決めるポイント
担当者が全て
直感的な部分も大切ですが、仕事を頼む際には「この人に任せたい」と感じる担当者を選ぶのが最良です。
好みや人間性も含めて、自分が安心して任せられる人にするのが重要です。
仕事のスキルはもちろんですが、話しやすく、質問に対して真摯に調べて答えてくれる担当者が理想です。
最終的にはその担当者の人柄が会社選びに影響を与えることが多いです。
質問に対して曖昧な答えしか返さない担当者は注意が必要です。
どんなに会社が良くても、担当者が頼りないと満足のいくリノベーションは難しいです。
気に入った担当者が最後までしっかりとサポートしてくれるか確認することが大切です。
金額ではない
金額については、正直それほど大差がないことが多いです。
㎡当たりの相場もおおよそ決まっていますので、プランがしっかり決まっていれば、価格はそれほど重要視しなくて良いでしょう。
安さに釣られるのは注意が必要です。
「安かろう悪かろう」の可能性があるため、安いからといって飛びつくのは危険です。
安価な会社は、何かを削っているか、オプションを追加して収益を補填していることが多いです。
そのため、安さだけで判断せず、提供されるサービスや品質もしっかり確認することが重要です。
相談会時に聞いた方が良いこと
コンサル契約の解約時の返金有無
契約を結ぶと、コンサル契約を締結することになります。
簡単に言うと、「お金を払って契約した後、本格的に物件を探す」という内容です。
私が説明を受けたリノベーション会社では、コンサル料金は3〜10万円でした。
契約を解除する場合、返金されるかどうかを事前に確認しておくことが重要です。
工事が進めば、コンサル料金は工事費用に充当されるため、実質的に損することはありません。
このコンサル契約は、購入の本気度を確かめるためのものであると、リノベーション会社の担当者は説明していました。
パッケージプランがあるか?
私が訪問した会社の中には、約3割がパッケージプランを提供していました。
これは、平米あたりいくらといった形式のプランです。
こうしたプランがある場合、内容の詳細をよく確認することが重要です。
例えば、食洗機やクローゼットの扉などは、多くの会社でオプション扱いとなることがあります。
パッケージプランが一見安そうに見えても、オプションが追加されることで予算を超えてしまい、理想のマイホームから遠ざかる可能性があります。
内見後のプラン作成
内見を行うと、購入するかどうかの決断を下すことになります。
その際の判断材料としては、「このマンションで理想の間取りが実現できるか」が重要です。例えば、「ひかリノベ」では、内見後にラフスケッチでプランを提案してくれます。
これがあるとないとでは大きな違いがあります。
業界に精通している私であればある程度想像できますが、一般の方には難しいことが多いでしょう。
「購入前にプランの作成はどの程度してくれますか?」と尋ねてください。
当然、購入の意思のない物件では求めないようにしましょう。
契約後のリノベーションの打ち合わせ回数
私はこだわりを持ちたかったので、かなり気にしました。
通常、プランの修正は3回が多いですが、ひかリノベでは満足するまで対応してくれるとのことでした。
実際には3回程度が妥当だと思いますが、こだわりがある方は、その点について確認しておいた方が良いでしょう。
提携ローンの有無
提携ローンがある場合、利用するかどうかに関わらず、提携ローンがあるとラッキーです。
以下に、ローンに関する記事を載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【まとめ】後悔しないリノベーション会社の選び方
今回は色々な視点から説明しましたが、大事なことは下記です。
- まずはライフプランを作成する
- リノベーション会社を決めるまでに最低5社の話は聞きに行くこと
- セミナーや個別相談会は、対面で参加する(オンラインとしない)
- 不明点があれば、契約前に解決すること
- 金額では決めないこと
- 最終的は、人で決めること
以上の点を守れば、大外れすることはまずありません。
正解に近づけるはずです。
ライフプランを作成したら、とにかく行動に移しましょう。
良いリノベーションは、こちらから積極的に動かないとやってきません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。