【リノベーションマンションの資産性アップ】R1住宅を徹底解説
リノベーションマンションの資産性アップ
あなたは、「R1住宅」という言葉を知っていましたか?下記のロゴになります。
私は恥ずかしながら、R1住宅について知りませんでした。
リノべる。の個別相談会に参加した際、初めてこの言葉を耳にしました。
R1住宅の制度は2009年から始まったもので、車で言うところの「認定中古車」に近い考え方です。
リノベーション済みのマンションを購入すると、外見はきれいでも内部の状態はわからないことが多いです。
例えば、40年前の物件の給水配管がそのまま使われている場合、それがまだ使用可能なら問題ないと思いがちです。
しかし、購入後に給水管が使えなくなった場合、リノベーション会社(売主)に責任はありません。
賃貸物件なら修理は貸主が行いますが、購入した物件では当然、購入者が修理しなければなりません。
給水管の修理には、仕上げの解体なども必要になるため、給水管の修理費用だけでは済まず、数十万円が掛かることもあります。
R1住宅では、給排水管も検査の対象です。
検査で問題が見つかれば新しい給排水管に交換されるため、安心感が高いです。
さらに、2年以上の保証も付いています。
私たちを担当してくれたリノベーション会社の担当者によると、リノベーション後の内部の状態はわかりにくいが、R1住宅であれば安心できるとのことです。
以前、マンション営業の経験を持つ担当者から聞いた話では、50年前の古い配管をそのまま残し、新しい器具を取り付けた物件もあるそうです。
法律的には問題がなくても、保証期間内だけ何とか持ちこたえれば良いと考える業者も少なくありません。
表面的な仕上げだけを重視する点では、中古車販売にも似たところがあります。
もしあなたが購入者であれば、ほぼ同じ条件であればR1住宅を選ぶのではないでしょうか。
購入者がR1住宅を求めるのは当然の流れですし、売主側にもR1住宅であることのメリットがあります。
現時点ではあまり知られていないかもしれませんが、今後「R1住宅」が重要なキーワードになるでしょう。
R1住宅を持つということは、「資産価値が高くリセールの良い物件」を所有しているということです。
今回も購入者目線でのブログとなっております。最後までご覧ください。
R1住宅とは?
R1住宅(適合リノベーションR1住宅)とは、リノベーション住宅推進協議会が定めた品質基準を満たしたリノベーション住宅のことです。
対象は区分所有マンションの専有部に限られます。
R1住宅の品質基準には、次の特徴があります。
- 検査→工事→報告→保証+履歴の統一規格が定められている
- 重要なインフラ13項目について検査が行われる
- 適合状況報告書の発行が必須
- 重要インフラ13項目に関して2年以上の保証が義務付けられている
- 住宅履歴情報が保管されている
R1住宅とは、購入者が目に見えない「インフラ部分」を含む品質基準を設けることで、安心して購入できるリノベーション住宅を提供しています。
要するに、インフラや内装の下地までしっかりと確認し、品質基準を満たしたマンションが「R1住宅」と呼ばれるのです。
また、R1住宅以外にも、専有部だけでなく共用部を含めた棟全体で品質基準を満たした「R3住宅」や、一戸建てを対象とした「R5住宅」などの基準も存在します。
何をするとR1に認定されるのか?
あなた自身で特別な手続きをする必要はありません。
R1住宅の基準に適合する場合、リノベーション会社が適切に対応してくれます。
さらに、リノベーション済みのR1住宅であれば、保証が受けられるほか、工事の履歴も確認できるため、安心して購入を検討できます。
検査項目は下記の13項目になります。
- 給水管
- 給湯管
- 排水管
- ガス管
- 電気配線
- 分電盤
- 情報系配線
- 換気設備
- 防災設備
- 下地
- 浴室防水
実質、新品への交換になります。
事業者(リノベーション会社)→リノベーション協議会へ報告
「適合状況報告書」に記載されている内容
・リノベーションに関わった会社の内容
・重要インフラに関する適合状況
・新規・既存の明示
・不具合があった際の相談窓口
重要インフラ13項目に関し、新規・既存に関わらず、2年以上の保証を付帯し、アフターサービス保証書を発行することを義務としています。
リノベーション協議会のサーバーに、「平面図」と「仕上げ表」を住宅履歴として保管することが義務付けられています。
本当に重要な内面的な検査が多い
注目すべきポイントは、目に見える部分だけではありません。
特に重要なのはインフラです。仕上がりのチェックはあなた自身が満足できれば問題ありませんが、インフラは異なります。
例えば、せっかく購入した家なのに水が出ない、あるいはお湯が出ないと悲しいですよね。
生活ができなくなってしまいます。
この検査がいかに重要であるかがよくわかります。
R1住宅のメリット・デメリット
メリット
- 品質が保証されている
- 保証がされていると安心ですよね。
- 保証がされていると安心ですよね。
- 質の高い住宅を手に入れられる
- 中古住宅のリノベーションに際して、厳しい品質管理が行われます。検査や修繕が徹底され、住宅の状態が十分に確認されています。これにより、購入者は安心して住める品質の高い物件を手に入れることができます。
- 工事の履歴情報が分かる
- 住宅履歴情報がリノベーション協議会に保存されているため、住宅の点検やメンテナンスがしやすいメリットがあります。また、不具合が発生したとしても原因が特定しやすいです。
- 住宅履歴情報がリノベーション協議会に保存されているため、住宅の点検やメンテナンスがしやすいメリットがあります。また、不具合が発生したとしても原因が特定しやすいです。
- アフターサービスや保証
- 多くのR1住宅には、リノベーション工事に関する保証やアフターサービスが提供されます。例えば、構造や防水に関する保証、設備の点検などが含まれることが一般的です。これにより、中古住宅であっても新築と同様の安心感を得られます。
- 資産価値の維持
- リノベーションによって住宅の価値が高まり、資産価値の維持や向上が期待されます。また、R1住宅としての認定を受けることで、市場での評価が高くなりやすい点もメリットです。
- 環境への配慮
- 既存の建物を有効活用するR1住宅は、新たに建物を建てるよりも資源やエネルギーの消費が少なく、環境に優しい選択肢とされています。持続可能な住まいづくりの観点からも注目されています。
「工事の履歴情報が分かる」と何がいいのか?
住宅履歴情報が保管されているため、不具合が発生した際の原因特定が容易になります。
これにより、住宅の点検やメンテナンスもスムーズに行え、メンテナンス計画を立てる際の参考にもなります。
また、住宅履歴情報は住宅の価値を適正に評価するための指標となるため、スムーズな売却の可能性も高まります。
ここまで読んでくださったあなたは、購入予定の物件のインフラに関して、次のような不安を感じることはありませんか?
- インフラの状態が不明で、将来的に苦労するのではないか?
- 「次の交換時期がわからない」ため、予算が組みにくいのではないか?
- いつ壊れるかわからないインフラは、まるでお金がかかる時限爆弾を抱えているようなものではないか?
R1住宅はこれらを解決してくれます。
デメリット
R1住宅のデメリットは特に見当たりませんが、R1住宅に関する費用という名目はあまり聞いたことがありません。
実質的な請負金額に含まれている可能性はありますが、その詳細はブラックボックスになっていることが多いです。
R1住宅に向いている人
R1住宅の購入に向いている人は、次のような人です。
- 新築と同様に、保証やエビデンスを求めている人
- 将来的に購入した住宅を売却する予定がある人
特に将来、売却する予定が少しでもある人にとって、R1住宅は非常に魅力的です。
10年後にR1住宅が中古住宅市場で一般的になった場合、R1住宅の物件とそうでない物件では、資産価値が大きく異なる可能性があります。
このサステイナブルな時代に、R1住宅が後退することは考えづらいですよね。
以下は「R住宅」の発行件数の推移です。右肩上がりの傾向が顕著です。
※R1〜R5住宅を含む
引用:リノベーション協議会HP
どこのリノベーション会社に依頼するのがよいのか?
リノべる。は、R1住宅の請負型部門で1位を獲得しています。
不動産・建設業界では、ノウハウがすべてです。経験と専門知識を持つ業者に依頼することが最良の選択と言えるでしょう。
その他のおすすめは、「フルリノベーションならマイリノ」になります。
ここも先進的に取り入れています。HPでも特集が組まれています。
【まとめ】R1住宅を徹底解説
今後はR1住宅の時代が訪れるでしょう。
スクラップビルドからリノベーションの時代への移行は間違いありません。
購入者は、保証やエビデンスを求める傾向が強まっていくと考えられます。
その中で、R1住宅は一歩リードできる存在となります。
同じ条件の物件を同じ価格で購入した場合、R1の認証を取得できるかどうかが将来の資産価値に大きな影響を与える可能性があります。
「資産性が高い物件=R1住宅=リセールが良い」という考え方が今後のトレンドになることは、ここまで読んでいただいたあなたなら理解できるはずです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。