【ゼロリノベの費用】3つの料金プランと総額の考え方を一級建築士が解説
「ゼロリノベは結局いくらかかるの?」
ゼロリノベは、リノベーション会社としては珍しく料金プランを明確に体系化している会社です。この記事では、3つのプランの違いと総額の考え方を、一級建築士の視点で整理します。
口コミや評判・特徴については別記事にまとめています。

ゼロリノベの料金は3つのプランから選ぶ
ゼロリノベは「LIGHT」「BASE」「PLUS」という3つのプランを用意しています。どこまで手を入れるか、どこまで自由に決めたいかによって選ぶ形です。
| プラン | 特徴 |
|---|---|
| LIGHT | 必要な範囲に絞って費用を抑えたい人向け |
| BASE | ㎡ごとに金額が決まった定額制。見積もり調整が不要でスムーズ |
| PLUS | スケルトンからのフルリノベーション。自由度が最も高い |
とくにBASEプランは、専有面積あたりの単価が明確に設定されている定額制です。設備選びに時間をかけず、見積もりの調整も最小限で進められるため、「打ち合わせに時間を割けない」「総額を早く確定させたい」という人と相性が良い設計になっています。
PLUSプランの料金の考え方
フルリノベーションにあたるPLUSプランは、料金の組み立て方が特徴的です。
面積にかかわらず必要になるスケルトン工事の部分を「固定450万円」とし、そこに面積に応じた費用が加算される形になっています。固定部分には、解体に伴う費用、配管工事、電気配線などが含まれます。
一級建築士の視点で言えば、これは非常に合理的な料金設計です。スケルトンリノベでは、面積が小さくても解体・配管更新・電気配線は必ず発生します。この「面積に比例しない固定費」を切り出して明示することで、狭い物件ほど㎡単価が割高に見えてしまう問題を、分かりやすく整理しているわけです。
ゼロリノベ最大の強みは「予算オーバーしにくさ」
費用の話で見落とされがちですが、リノベーションで本当に怖いのは当初見積もりからの膨張です。
この点でゼロリノベが公表している数字は注目に値します。業界平均では当初予算の130%以上に膨らむケースが多いとされる中、ゼロリノベの平均は105%とされています。
これは「こだわる部分」と「抑える部分」を早い段階で明確にするコスト管理によるものです。総額が読めないことが不安な人にとって、この数字は料金表そのもの以上に価値があります。
物件費込みの「安心予算」で考える
ゼロリノベは、リノベーション費用単体ではなく物件価格とリノベ費用を合わせた住宅の総額が、無理のない予算に収まるよう提案する方針を取っています。
中古マンションのリノベーションでは、物件に予算を使いすぎて工事費が足りなくなるケースが少なくありません。総額から逆算する考え方は、失敗を避けるうえで理にかなっています。
- 物件価格 + リノベーション費用 = 総額で予算を組む
- 諸費用(仲介手数料・登記・ローン関連費)も忘れずに含める
- 余裕資金を残し、生活を圧迫しない借入額にする
ゼロリノベで費用を抑える3つの方法
- BASEプランを検討する:定額制のため、想定外の上振れが起きにくい
- 水回りの移動を最小限にする:配管工事の費用を抑えられる
- 優先順位を最初に決める:ゼロリノベの得意なコスト管理を活かせる
「安心予算」に必ず入れておきたい諸費用
ゼロリノベは物件費とリノベ費の合計で予算を考える方針ですが、実際にはさらに諸費用が乗ります。ここを入れ忘れると「安心予算」が崩れてしまいます。
| 諸費用の項目 | 目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 物件価格×3%+6万円+税(上限) |
| 登記費用(登録免許税・司法書士報酬) | 数十万円程度 |
| 住宅ローン関連(事務手数料・保証料・印紙税) | 借入額により変動 |
| 火災保険・地震保険 | 契約内容により変動 |
| 不動産取得税 | 軽減措置の適用可否で変動 |
| 引越し・仮住まい費用 | 工事期間中の住まいが必要 |
合計すると物件価格の6〜9%程度が目安です。プランの料金が明確なゼロリノベだからこそ、諸費用まで含めた総額で組み立てれば、資金計画の精度はさらに上がります。
【Q&A】プランは途中で変更できる?
プランの選択は、物件の状態や希望する仕上がりが固まる過程で見直すことになります。BASEの定額制で進めるつもりが、間取り変更の希望が出てPLUSが適するケースもあります。早い段階でどこまで手を入れたいかを共有しておくと、プラン選択のブレを防げます。

工事費は物件選びの段階で決まり始めている
プランの料金が明確でも、物件の状態によって必要な工事は変わります。総額をコントロールしたいなら、物件選びの段階から費用を意識することが欠かせません。
- 築年数と配管:専有部の給排水管が未更新なら、更新費用を見込む必要がある
- 間取りの自由度:構造壁が多い物件は、希望の間取りにするコストが上がる
- 電気容量・ガス容量:設備を増やすと容量の見直しが必要になることがある
- 管理組合のルール:工事内容に制限があると、代替案でコストが変わる
ゼロリノベは建築設計事務所を出自とする会社で、物件の調査力に定評があります。購入前に「この物件でこのプランは成立するか」を確認できることは、結果的に予算オーバーを防ぐことにつながります。

【まとめ】ゼロリノベの費用は「読みやすさ」が強み
ゼロリノベの料金は、3つのプランと固定費の明示によって総額が読みやすい設計になっています。予算オーバー率105%という実績も、資金計画を重視する人にとって心強い材料です。
実際の金額は物件の面積・状態やプラン選択で変わります。まずは無料の相談で、自分たちの条件に合った概算を出してもらうのが確実です。
