【徹底ガイド】購入者目線でのリノベーションの進め方|注意すべきポイント


自宅リノベ体験談 ✕ 一級建築士 ✕ 宅建士
リノベーションしたいけど、何から始めればいいの?って思う人は多いのではないでしょうか。
新築であれば、住宅展示場・SUUMOカウンター・マンションのモデルルームに行けば、マイホーム計画が進んでいきます。
リノベーションは、なんとなく進めてしまうと、
- 期待していた満足感が得られない
- 大幅な予算オーバー
- やりたかったプランが実現できなかった
お金を費やした割に、悲しい結果になってしまいます。
私は「リノベーション+中古マンション」で理想なマイホームを手に入れました。
この経験を基にリノベーションの失敗しない進め方を解説します。
- 購入者目線で0から住み始めるまでの流れが理解できる
- 失敗しないポイントが理解できる
今回も「購入者目線」での記事になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 前提条件として絶対にやること
- マイホームを手に入れるスケジュール
- STEP 1 ライフプラン作成
- STEP 2 リノベーション会社の選定(最重要)
- STEP 3 物件選び
- STEP 4 物件内見
- STEP 5 物件申し込み
- STEP 6 住宅ローンの事前審査(仮審査)
- STEP 7 物件売買契約
- STEP 8 請負工事契約
- STEP 9 住宅ローン申込
- STEP 10 金銭消費賃借契約(金消契約)
- STEP 11 物件残代金決済・鍵の受取・所有権移転
- STEP 12 リノベーション工事着工
- STEP 13 完成前検査立会
- STEP 14 工事完了・引越し
- おすすめリノベーション会社5選
- 【まとめ】購入者目線でのリノベーションの進め方
前提条件として絶対にやること
リノベーションを成功させる絶対条件があります。

この2点を守らないと、
- 予算が収まらない
- やりたかったリノベーションができない
こんな可能性が、かなり高くなります。
①物件を探す前に、リノベーション会社を探す
(リノベ会社と一緒に物件を探す)
リノベーションを前提に家探しをするなら、物件を探す前に、まずリノベーション会社を探しましょう。
- 希望の間取りが叶うか、リノベのプロが判断してくれる
- 会社によっては仲介手数料の交渉も可能で、総費用を抑えられる
絶対にやってはいけないことは、「物件を決めてからリノベーション会社を探すこと」です。
その時点で 「間取りが思ったより変えられない」「リノベ費用が足りない」 など、取り返しのつかない事態になる可能性が高まります。
②ワンストップ型リノベーション会社を選ぶこと

リノベーションをするなら必ずワンストップ型のリノベーション会社を選びましょう。
リノベーションにおけるワンストップサービスでは、物件探しから設計、施工、さらには住宅ローンやアフターサービスに至るまで、すべてのプロセスを一つの会社で完結させることができます。
- 初心者に優しい
物件探し、資金計画、設計、施工、アフターサービスを一括サポート。知識がなくても安心 - リノベーションが失敗しない
実績豊富な会社なら、間取りの実現可能性を物件選びの段階で判断してくれる - 予算管理を重視する人に向いている
最初に総予算を伝えれば、無理のないプランで進行可能 - トラブルを避けたい人に最適
窓口が一本化されているので、万が一のトラブルにもスムーズに対応してくれる
下記は「ワンストップ型リノベーション会社」についての記事です。ぜひ参考にしてください。
>>>【実体験から語る】ワンストップ型リノベーション会社をおすすめする4つの理由
マイホームを手に入れるスケジュール

まずは全体的スケジュールと何をするべきかを把握しましょう。
スケジュール
あなたがリノベーションをしたいと思ってから入居するまでは、おおよそ6〜12ヶ月で入居できるようになります。
フェーズ | 目安期間 |
---|---|
ライフプラン作成〜リノベ会社探し | 3〜4週間(1ヶ月) |
物件探し・購入 | 3〜8週間(2ヶ月)以上 |
設計・プランニング | 4(1ヶ月)〜8週間(2ヶ月)以上 |
工事準備・契約 | 1〜2週間 |
工事 | 2〜3ヶ月 |
完成・引き渡し | 1〜2週間 |
合計 | 6〜12ヵ月 |
ステップ
・自分にとって大切なものを考える
・最低5社のセミナーや個別相談会に行くこと
・リノベーション会社からおすすめ物件が紹介されます
・リノベーションができるかの可否はリノベーション会社へ任せる。
・自分たちは共有部のチェックを充填的にする。
・住みたい物件があれば、申し込みをする。
・STEP4と同時くらいに進めることがおすすめ
STEP 1 ライフプラン作成
「ライフプラン」というと聞くと、大掛かりに感じるかもしれませんが、賃貸と違い、住宅を購入すると多くの人は終の住処になります。
まずは、自宅でライフプランを作成することをおすすめします。
- 総予算
- ローン含めて許せる予算の下限値と上限値
- 住みたいエリア
- できれば駅まで絞りたい
- ほしい部屋数と広さ
- 今の家と比べるとわかりやすい
ライフプランを作成する前に、闇雲に行動するのは避けるべきです。
逆に、ライフプランが完成すれば、どんどん行動に移すことができます。
ポイント
まずは予算を予算と希望の洗い出しを行う
全てを叶えることができるのは、金持ちだけであるという現実です。
多くの人は、予算ありきで、エリアや広さが決定します。
この内容を決めるにあたり、以下のを考えることが重要です。
予算について
・住宅ローンは月々余裕をもって支払えるか?
・自分の仕事の継続性を考える
→転職する予定(願望)はないか?
将来の家族構成を考える
・子供の有無
→家族が増える可能性はあるか?
・子供の進学
→5年後、10年後は今の家族構成で住んでいるか?
・老後も購入した家に住み続けるか?
→田舎への移住や実家へ移り住む
住宅購入はバランスが重要です。
下記は「ライフプラン」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。
≫≫【初めにやること】ライフプランを見据えた中古マンション選び
STEP 2 リノベーション会社の選定(最重要)

リノベーション成功の有無は、リノベーション会社選びにかかってきます。
私の経験上、これがすべてと言って過言ではありませんでした。
リノベーション会社を選ぶ上で、最低限の守るべきルールは下記の2点を厳守しましょう。

物件探しから設計・施工、住宅ローンの相談、アフターサービスまですべての工程を1つの会社で完結できるサービス
ワンストップ型がリノベーション会社を探すことは容易にできます。
豊富な実績を持っている会社を選ぶことも忘れず行ってください。
年間50〜100件以上のリノベーション施工を行っている会社を選びましょう。
その理由は、豊富なノウハウを持っているからです。
リノベーションは非常に流動的で、中古マンションや戸建てを購入し、解体してみると、思い通りにリノベーションできないこともあります。
実績の多い会社であれば、物件購入前にその問題に気づくことができます。
仮に本当に解体してみないとわからない問題でも、経験豊富な会社であればリカバリーできる可能性が高いです。
一方、経験の少ない会社では、取り返しのつかない問題(予算の大幅オーバー、希望のプランにらない)が発生するリスクが高まります。
リノベーション会社の探し方
「ワンストップ型」「豊富な実績」の条件を満たすリノベーション会社を選びましょう。
ただし、豊富な実績があるリノベーション会社は探しづらいのが本音です。
自称でリノベーション会社と名乗っているが、実際はリフォームメインで物件探しは、別会社へ完全丸投げやリノベーション実績が乏しく頼りないケースも発生しますので、会社の見極めが非常に重要になります。
「ちょっと自分で探すのに自信ない」と思っている人は、2つの条件を満たすリノベーション会社でおすすめできる6社を紹介します。
ぜひ資料請求・セミナー・個別相談会に参加をしてみましょう。
後ほど、おすすめリノベーションで各会社の特徴を説明します。
本当のリノベーション会社の個別相談会に数社参加すると、自称リノベーション会社の選別はできるようになります。そのような意味でも個別相談会に参加をおすすめします。
下記は「リノベーション会社の選び方」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。

各リノベーション会社のHPをチェックし、資料請求をして、セミナー・個別相談会に参加
選んだ会社の特長や施工事例を見て、自分と相性の良いリノベーション会社を絞っていきます。
絞った会社に資料請求をしましょう。資料請求は無料です。資料請求を驚きますが、想像以上にしっかりとした資料が届きます。
資料請求をすると、以下の書類が届きます。
・会社概要
・リノベーション魅力を伝える資料
・会社の特色(強みや実績)の資料
・施工事例集(ない場合もある)
資料請求の書類を見て、少しでも「いいな」と思ったら、セミナーや個別相談会に参加しましょう。
最低でも5社以上のセミナーや個別相談会に参加し、実際の雰囲気や対応を確認してください。その上で相性の良いリノベーション会社を選びましょう。
「資料請求・個別相談会」についてまとめた記事です。ちょっとでも不安を持っている人はぜひ読んでください。

相談会やセミナーに参加することで、各社の強みや提案力を比較でき、最終的にはトータルで最も信頼できる会社を選び、一緒に理想の家づくりを進めていくことが大切です。
リノベーション会社と契約
次のステップ(物件探し)に進むためには、リノベーション会社との契約が必要です。一般的に、契約時には手付金(コンサルティング料金)を支払うことになりますが、相場としては3〜10万円ほどです。
この手付金は、最終的に工事費用に充当されるため、心配はいりません。
【Q&A】資料請求や個別相談会に参加すると、しつこい営業をされるの?

セミナーや相談会に行くと、しつこく営業されないの?

僕が今まで行ったリノベ会社の相談会やセミナーでは、しつこい営業はなかったよ。
翌日、お礼のメールが来たくらいだよ。
【やってはいけないこと】1社だけの検討で会社を決めること
リノベーションは魅力に溢れています。セミナーや個別相談会に参加すると「今すぐ、リノベーションをやりたい」に思ってしまいます。
やりがちな失敗例は、1社だけ話を聞きに行き、リノベーションってめっちゃいいじゃんと思い、そのまま契約してしまうことです。
「なんとなく良さそう」だけで契約するのは非常に危険です。
必ず各リノベーション会社を比べてください。「比べる対象」があって初めて良し悪しが分かるからです。

STEP 3 物件選び

リノベーション会社が決定すると、次は物件選びになります。
事前に希望していた条件に合う物件が見つかると、リノベーション会社から「こんな物件がありますが、いかがでしょうか」というようにメールや電話で連絡がきます。
もし紹介された物件に興味があれば、リノベーション会社がより詳細な情報を集めてくれます。
修繕積立金の情報、駐車場の空き状況など、気になるポイントを事前に伝えておけば、そういった情報も含めて調査してくれます。
また、大規模修繕の記録や、それに対する意見も提供してくれるため、安心して物件選びを進められます。
下記は「リノベーション向きのマンション選び」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。
≫≫【徹底解説】リノベーション向き中古マンション|物件選び|7つの確認事項
【やるべきこと】物件探しの時点で、プランの大枠は決めておく
物件探しの時点で、ある程度のプランは決めておきましょう。
外せないポイントを事前にリノベーション会社の担当者とすり合わせをしてきましょう。
例えば、
・キッチンのタイプ(アイランドや2型)
・風呂などの水回りの位置や最低限ほしい大きさ
・希望する部屋(書斎スペースや土間収納など)
キッチンや水回りの位置を大きく変更希望の人は、後出しすると、理想が叶えられない物件をわざわざ内見していくことになります。
チェックポイント
物件ありきで、プランを決めるのでない。
理想のプランができる物件を探すこと!
STEP 4 物件内見
紹介された図面や写真で良い物件が見つかると、次は内見のステップに進みます。
リノベーション会社の担当者が同行してくれるので、とても心強いです。
あなたは、変えられない共有部や周辺状況を中心にチェックして、物件として問題中をチェックしましょう。
専門的なリノベーションができるかの可否については、お任せてしまうのがベストです。後ほど、説明する3つの項目を担当者がチェックしているかを確認しましょう。
共有部のチェックの時点で「違うな」と感じれば、その物件は諦めましょう。
私は立地や値段、広さのバランスが非常に良い物件が見つかり、ほぼ決まりだなと思い内見に行きました。
しかし、行ってみると管理状態が悪かったため、物件を諦めました。
(ゴミの放置や騒音トラブルの張り紙が多い)
部屋の内部であれば、お金をかければ解消できる問題がほとんどのですが、共有部は変えることができません。
直感的になんか違うなという物件は、潔く諦め、次の物件を探すことを推奨します。
内見のポイント(通常マンションに対して)
自分たちは、実際に住むことを想定し、変更ができない共有部分の状態、バルコニーからの眺めや音の問題など、生活面での細かいポイントをしっかり確認することをおすすめします。
- 掲示板(掲示物)
→住民の騒音問題などのトラブルがないか? - ゴミ置き場、駐輪場
→ルールを厳守できているか?きれいに管理されているか?
- マンション近辺の騒音問題
→線路や幹線道路が近くにないか? - 日当たり問題
→満足できる日当たりになっているか? - バルコニーからの眺め
→近隣からの視線が気にならないか?
部屋の中のチェック時には、必ず窓を開けましょう。
閉まっていると、引っ越してからこんなはずではなかったという問題を回避できます。
特に線路、幹線道路、消防署、警察署、学校、工場の近くでは、音の問題がつきまといます。
判断できないのが夜の音の問題です。夜の方が音が遠くまで届きますので、本当なら夜に内見もしたいところですが、現実問題不可です。
気になる点があれば、夜に物件近くに行き、音の確認することをおすすめします。
内見のポイント(リノベーションに対して)
この項目はあなたの担当者がチェックしているかを確認しましょう。
- 水回りのPS(パイプスペース)
→水回りを変更する場合は特に重要 - 2重床の有無
→2重床であれば、ある程度のプランは可能。 - 排気ルート
→キッチンの位置を少しでも変更する場合は特に注意
担当者が、あなたの理想が叶うかをチェックしてくれます。
担当者の腕の見せ所です。内見に行くとわかりますが、部屋の寸法をひたすら測ります。
のちのち、図面化するために、必要な作業です。
下記は「リノベーション用マンションの内見時のポイント」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。
≫≫【購入者目線】リノベーションマンションの内見で押さえるべき3つのポイント
売主がいる場合も多い(いたらラッキー)
売主さんと直接会えたらラッキーです。
もちろん、売主さんは少しでも高く売りたいので、悪いことは言いませんが、実際の良い点や隣人に関する生の意見を聞くことができます。
また、ゴミ出しのルールやリアルな管理状態についても教えてくれます。
私自身も居住中の物件を見に行った際に売主さんと会うことができ、さまざまな情報を教えてもらいました。
- 隣人情報を知れる
→事前に確認でき、不安がなくなる - リアルな管理状況がわかる
→管理人さんがどんな人か?や清掃はいつもきれいかなど - 音の問題
→音で気になることがないか? - 実際に住んでいるので、家具が置いてあり、イメージがつきやすい
→ベッド2つ置いても十分スペースあるかなど
STEP 5 物件申し込み
内見で気に入った物件が見つかった場合、申込書を記入して次のステップに進みます。
当然ですが、軽い気持ちでの申し込みは避けるべきです。
個人的な意見としては、最低でも5件は内見することをおすすめします。
特に引っ越し経験が少ない方は、複数の物件を見ることで、自分の基準や優先事項が明確になります。
内見までは比較的のんびり進められますが、申込後は一気にペースが速くなります。
理由としては、ローン関連の手続きや必要書類が多く、また、大まかなリノベーションプランを決定する必要があるため、スケジュールがタイトになることが一般的です。
下記は「マンション購入前の注意点」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。
≫≫【マンション購入申込み前の注意点】リノベーションにおける4つの確認事項
物件の値引き交渉をする
物件の申込みと値引き交渉が可能になります。
目安として「価格の下2桁の値引き」は可能性が高いとされています。
例えば、4,980万円の物件であれば、4,900万円までの値引きが視野に入ります。
下記は「中古マンションの値引き交渉」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。
≫≫【中古マンション購入の値引き交渉】事前準備と値引き失敗の最大リスク

値引き交渉ってなんだか緊張するな

安心して。
すべて担当者がやってくれるから、希望金額を自分の担当者に伝えるだけだよ
【やるべきこと】住宅ローンの事前審査を通しておく
あなたが行うべきことは、「住宅ローンの事前審査を通しておく」これだけです。
値引き交渉は、購入する意思が重要です。
売主からすると、買うか買わないかわからない人との値引き交渉には意味を感じないはずです。
その意思表示の一つとして、「住宅ローンの事前審査を通す」ことが大切になります。
あとはリノベーション会社の人にお任せで問題ありません。
担当者は不動産交渉のプロですし、リノベーション会社の選び方を間違えなければ、きっとあなたの手助けをしてくれます。
下記は「住宅ローンの事前審査(仮審査)」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。

STEP 6 住宅ローンの事前審査(仮審査)

住宅ローンの事前審査(仮審査)は、一般的には、STEP5の物件申込みと同時期になります。
住宅ローンの本審査に進む前に、金融機関が申込者の返済能力や融資の可否を簡易的にチェックする手続きです。
個人的には、目星を付けた物件がある場合、内見の準備と同時に事前審査を進めておくことをおすすめします。
事前審査に必要な書類や情報は、あらかじめ準備しておくとスムーズです。
一般的な必要な書類(会社員の例)
- 身分証明書(運転免許証、保険証、マイナンバーカード)
- 源泉徴収票
- 物件情報
源泉徴収票は、勤務先に手続きして発行してもらう場合が多いので、早めに動くことがおすすめ
事前審査は、少なくとも5社以上に出すことを推奨します。
- あなたの条件が良くても、物件でNGで審査が通らない可能性がある
→築古の物件(特に旧耐震基準)は注意が必要 - 比較することで金利が低い銀行が見つかる
→提携ローンの金利が1番低いとは限らない - 事前審査時の金利が1番低かった銀行が最終的に低いとは限らない
審査結果は、通常2〜3日以内に得られますが、長くても1週間程度で結果が出ることが多いです。
複数の銀行の審査を受けることで、より有利な条件でのローンが見つかる可能性があります。
下記は「住宅ローンの事前審査(仮審査)」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。


STEP 7 物件売買契約
住宅ローンの事前審査が通過すると、次は物件売買契約の段階に進みます。
この段階では、契約内容が確定し、簡単にはキャンセルできなくなりますので、慎重な確認が必要です。
雰囲気に流されず、契約前に必ず家族全員で最終確認を行いましょう。
数千万のお金が関わる重要なステップですので、十分に慎重に判断することが大切です。
手付金が必要になる
不動産の売買契約を締結する際に、買主が売主に対して支払う金銭のことです。手付金は、契約成立の証拠となり、また契約が無事に履行されれば、最終的には売買代金の一部として充当されます。
自動車購入時の頭金のイメージがわかりやすいかと思います。
手付金はいくら必要か?
中古マンションの手付金の相場は、物件価格の「5~10%」が一般的です。
例えば、
3,000万円の物件であれば、手付金は150万円~300万円程度
4,000万円の物件であれば、手付金は200万円~400万円程度
5,000万円の物件であれば、手付金は250万円~500万円程度
契約を進めるに上で、お金が必要になります。
ここで問題になるのは、フルローンで住宅購入をする予定の人は、住宅ローン融資より先に現金が必要になります。
契約締結後にをキャンセルすることはできるのか?
物件契約後に契約を破棄することは可能です。
ただし、最低でも契約を手付金を破棄する必要あります。
段階的に買主(あなたの負担額が変わります)
ポイントは、契約締結後に売主がどこまで契約に対してしたか?
- 売主が契約の履行に着手するまで
- 売主が契約の履行に着手した場合
契約の履行に着手するまで
手付金の放棄による解約で契約を破棄できます。
例えば、
5,000万円の物件であれば、手付金は250万円~500万円です。
このお金を放棄する(売主に支払う)と契約を解約できます。
売主が契約の履行に着手した場合
売主が契約の履行に着手した場合は違約金を支払う必要があります。
契約の履行とは?
例えば、
売主が物件の引き渡し準備や名義変更手続きなど、実質的な履行行為を始めた場合です。
違約金の相場は「売買代金の10~20%」が目安とされています。
例えば、
5,000万円の物件であれば、手付金は500万円~1,000万円が違約金になります。
なお「物件契約」に関する疑問を解決する記事も執筆中ですので、公開をお待ちください。
STEP 8 請負工事契約
ここでリノベーション会社との工事契約を結びます。
この段階まで進むと、夢のマイホーム完成まであと一歩です。
契約内容をよく確認し、工事が順調に進むように準備を整えていきましょう。
下記は「リノベーション工事の請負契約時の確認事項」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。
≫≫【知らないと数百万円損】リノベーション工事請負契約時に7つの確認事項
STEP 9 住宅ローン申込

住宅ローンの本申込は、請負工事契約が完了してから進める必要があります。
ローン申請に必要な資料として、請負工事契約書が含まれるため、まずは工事契約を確定させることが重要です。
本申込の手続きが整い次第、必要書類を提出し、ローンの承認を得ることになります。


STEP 10 金銭消費賃借契約(金消契約)
ローンが無事に通過すると、正式にお金を借りる契約が結ばれます。
リノベーション工事が進行中の場合、多くの金融機関では、返済が開始される前に金利だけを支払う形が取られることが一般的です。
これにより、工事が完了するまでの間、元本返済の負担を軽減できます。
STEP 11 物件残代金決済・鍵の受取・所有権移転
ここでようやく中古マンションを手に入れることができたわけです。
リノベーションがない場合は、物件の引渡し後、すぐに引越しを行い、新しい住まいに入居する流れになります。
リノベーションがある場合は、工事の完了を待つことになりますが、引越しのタイミングについては、リノベーション会社と調整を行いながら進めていくことが大切です。
また、所有権移転のタイミングで火災保険の加入が一般的です。


STEP 12 リノベーション工事着工
ここからは、リノベーションの進捗を定期的に確認し、夢へのゴールが近づいていることを実感できます。工事の進捗確認は非常に重要です。
イメージと違う点があった場合には、この段階で調整が可能です。
次のステップに進むと、後戻りが難しくなるため、しっかりと確認して納得のいく結果を目指しましょう。
STEP 13 完成前検査立会
最終チェックの段階では、気になる点は遠慮せずに伝えましょう。
ただし、クロスの傷など細かい点については、あまり気にしなくてもよいかもしれません。
この段階で「これがこうだ」と言っても始まらないため、事前の現地確認の際に大きな問題点をしっかりとチェックしておくことが重要です。
STEP 14 工事完了・引越し
お疲れさまでした。
リノベーションのプロセスを進めるのは大変ですが、最終的に自分が満足できる住宅に住むことは、確かに仕事の励みになりますし、思い出もたくさん積み重なりますよね。どんな家が完成するか楽しみですね。
おすすめリノベーション会社5選

【リノべる。】
業界No1!とりあえずここに聞きに行くとスタンダードがわかる

- ワンストップサービスのリノベーション会社として売上No.1 *
- 累計6,000件以上の施工実績がある
- 対応エリアは全国
- ショールームは北海道から沖縄まで42個所**
- 『R住宅』 2020年度発行ランキング リノベるが請負型事業を主とする企業で1位獲得***
*リフォーム産業新聞1622号(2024/10/28発行)
『マンションリフォーム売上ランキング2024』にて、ワンストップサービスを手掛ける事業者として首位
**2024年12月時点
***リノベる。公式HPより
下記に「リノべる。」について詳細にまとめた記事です。ぜひ参考にしてください。

【ひかリノベ】
オーダーメイドに強みあり、スケルトンも得意

- オーダーメイドに強みがある(特にキッチンがおすすめ)
- 専属チームで対応
- 気軽に相談できるコンテンツがある
- スケルトンリノベーションが得意
- 戸建ても得意としている
下記に「ひかリノベ」について詳細にまとめた記事です。ぜひ参考にしてください。

【リノベ不動産】
新築も対応可能!リノベ業界のオールラウンダー

- 日本最大級のネットワークで全国対応可能
- 様々なパターンのリノベーションに対応
- 中古戸建て+リノベーション、新築戸建て、プチリノベーション、新築+リノベーション他
- 手厚いアフターサポート「TEATSUKU」
下記に「リノベ不動産」について詳細にまとめた記事です。ぜひ参考にしてください。

【マイリノ】
物件目利きに定評あり、仲介手数料無料、コラボや高級路線も得意

- 仲介手数料無料もしくは半額
- 全体費用を抑えられる
- 未公開物件の取扱いがある
- リフォーム前の物件を安く購入できる
- コラボレーションが多い
- 唯一無二の自慢できるマイホーム手に入れられる
- 5,000件以上の施工実績がある
- 実績が多く、失敗することが限りになく少ない
下記は「マイリノ」についての詳細記事です。ぜひ参考にしてください。

【リノデュース】
仲介手数料無料、パッケージ料金あり、低価格帯も得意

- 仲介手数料が無料
- フルリノベーションであれば、すべての物件で無料
- 安心の定額プランあり
- 50㎡だと700万円〜、60㎡だと780万円〜、70㎡だと840万円〜
- 完成見学会や個別相談会が多い
- 完成見学会は、リアルを見ることできるのでおすすめ
【まとめ】購入者目線でのリノベーションの進め方

大事なポイントは、下記です。
- ライフプラン作成
- リノベション会社の選択
ライフプランをしっかり固めることは非常に重要ですね。
特に、家族構成や仕事の変化に応じて、住まいのニーズも変わることがあります。
リノベーション会社を選ぶ前に、ライフプランを完成させることで、より具体的で適切な選択ができるようになります。
並行して進めると、プランがぶれてしまう可能性があるので、しっかりとした計画を立ててから次のステップに進むのが良いですね。
リノベーション会社の選定にはミスが許されません。
そのため、最低でも3社の相談会に参加することが必須です。営業マンが人柄が良いからといって、必ずしも仕事ができるとは限りません。
リノベーション会社のペースで進めるのか、自分たちのペースで二人三脚で進めるのかは大きな違いがあります。
企業は利益を求めるのが当然であることを理解して進めることが重要です。
ビジネスでは、利益を最大化するために、利益を取りやすい相手から多く取り、取りにくい相手からは最低限取るのが定石です。
ここまでお話を聞くと、否定的な意見が多くなっているかもしれませんが、リノベーション会社自体は非常に優れています。
リノベーション会社を通さずに満足のいくリノベーションを完成させるのは難しいでしょう。数百、数千のプロジェクトをこなしてきたノウハウは非常に有用です。
手数料が工事費に含まれていても、その価値は十分に納得できます。
ライフプランがまとまったら、まずはリノベーション会社に相談することをおすすめします。
個別相談会での説明が非常にわかりやすかった「リノべる。」「ひかリノベ」「マイリノ」をぜひ検討してみてください。
今回のブログは、リノベーションの基本的な流れを広く浅くカバーしています。
さらに詳しい情報が必要な方は、関連記事を読んでいただくと理解が深まると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。